鳥は等倍、解像力の見分け方
等倍とは
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まず原寸の写真です。
PENTAX K-3 6016×4000ピクセル(約2,400万画素)
クリックすると元の6016×4000ピクセル画像を表示します。

(下で書いているように「自動的にイメージのサイズを変更する」にチェックが入っているとこの画像をクリックしても縮小した画像が表示されます。)
ディスプレイに合わせて縮小表示した画面をキャプチャーしたものが次です。
私が使っているディスプレイの解像度は1920×1080。
ディスプレイ縦の1080に合わせて縮小されていますので左右に黒い部分ができています。

(1920×1080のディスプレイの画面キャプチャーしたものですので画像サイズは1920×1080です。)
等倍表示された画面
次は等倍原寸を1920×1080のディスプレイに表示させたものを画面キャプチャーしたものが次の絵です。
2,400万画素の画像のうち1920×1080(約207万画素)分が表示されています。
隠れている部分を見るにはスクロールします。

(1920×1080のディスプレイの画面キャプチャーしたものですので画像サイズは1920×1080です。)
次はInternet Explorerで当ブログを見た画面イメージです。
通常のサムネイル画像が表示された状態です。

(Internet Explorerはディスプレイ画面いっぱいに画像した状態です)
サムネイル画像をクリックして等倍画像(またはブログにアップした寸法)がブラウザいっぱいに表示された状態です。
隠れている部分を見るにはスクロールします。

注意点
ここでInternet Explorerの設定で次のチェックをはずしていないとサムネイル画像をクリックしても自動的に次のようにブラウザの画面の大きさに縮小された画像が表示されてしまいます。
(上の二枚目の縮小表示とは違い非常に不自然な画像になっています)
これは等倍原寸の画像だけではなく画面の大きさより大きいサイズに縮小してアップされた画像も同じです。

この状態では等倍原寸ではありません。画像をもう一度クリックすることで上記の等倍原寸が表示されます。
サムネイルから一旦自動的に縮小表示させずダイレクトに等倍原寸を表示させるには次のように下記のInternet Explorerの詳細設定の「自動的にイメージのサイズを変更する」のチェックを外します。
設定画面の画像

鳥は等倍
等倍はごまかしがききません。
当店は等倍をお見せできます。
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私のように「鳥の居る風景」を撮りたいのではなく、鳥そのものを大きく鮮明に写したい場合、やはり等倍ジャスピンでないと写った気がしません。
また、等倍では多少ピンアマでも良いというのであればボーグのような解像力の高いレンズを求める意味もありません。
縮小した写真を見てレンズの解像力もくそもありません。
私自身が野鳥を撮影するレンズの購入を検討するにあたり、Web上の縮小された画像ではレンズの解像力は判断できず、等倍の作例を見ないことには高価な望遠レンズを購入する決断はできませんでした。
このように望遠レンズ購入検討時に野鳥の原寸の作例がなく判断に困った経験から、なるべく等倍作例をアップするように心がけています。
風景写真や人物写真を等倍で見てもしかたないですが、やっぱり鳥は等倍で満足したいです。
ということで今後さらに鮮明な等倍画像にこだわって行きたいと思い、このページを作成しました。
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小羽枝とアイリング
一枚の羽の構造は真ん中の太い羽軸、その両側に羽枝が並び葉っぱのような形に、そして羽枝にはさらに小羽枝が並んでいます。
この小羽枝はなかなか写りません。小羽枝が透けて羽枝だけの細い一本の羽毛に見えたり、羽枝と小羽枝で太い一本に見えたりします。
それにしてもよくこんな細い毛ができたものです。なかなかビシッと写りません。
メジロの目の周りの白い部分をアイリングといいます。このアイリングはすべての鳥がどうかは知りませんが、メジロやカワセミは羽毛でできています。カワセミのアイリングは小さいながらも一枚葉っぱの形をした羽が並んでいるようです。 メジロも同じだと思うのですがまだ一枚一枚の白い羽が写ったことがありません。
写真はすべて等倍です。
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ボーグ71FL直AF PENTAX K-5 今のところ腹の小羽枝が良く写った写真だと思います。 |
ボーグ71FL直AF PENTAX K-5 アイリングがよく写っています。 |
ボーグ71FLAF PENTAX K-5 カモです。 |
ボーグ125SD OLYMPUS E-3 コゲラの腹。 |
ボーグ71FL直AF PENTAX K-5 メジロです。 |
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ボーグ77EDⅡ0.83AF PENTAX K-5 よく解像できた写真なのですが小羽枝となるとほとんど写っていません。 |
ボーグ71FL直AF PENTAX K-5 メジロのアイリング。 |
ボーグ125SD OLYMPUS E-3 モズをトリミング。 |
ボーグ77EDⅡ0.83AF PENTAX K-5 メジロ。 |
ボーグ71FL直AF PENTAX K-5 メジロです。 |
PENTAX K-5IIs 等倍画像
ローパレスのペンタックス K-5IIsの画像です。
解像感は非常に良くなっています。
葉っぱ状の整列した羽毛の下のクロスした羽毛も写っています。
これがモアレのように見えてしまう難点もあるのですが、この写りには驚きました。
羽枝と羽枝の間の小羽枝の写りも違います。
(2012.11.17追加)
写真はすべて等倍です。
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AFボーグ71FL 換算1020mm | AFボーグ71FL 換算1020mm | デジボーグ71FL+1.4× | AFボーグ71FL 換算1020mm | デジボーグ71FL+1.4× |
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デジボーグ45EDⅡ | デジボーグ71FL+1.4× | デジボーグ71FL+1.4× | デジボーグ71FL+1.4× | デジボーグ45EDⅡ |
PENTAX エクストラシャープネス比較画像
これは以前PENTAX K-5でRAW撮影したものをシャープネスの設定を変えてカメラ内現像したものです。
エクストラシャープネスは輪郭強調が強いのではなく細部まで描画されます。(シャープネスの強さは-4~+4までのバラメーターを設定します)
その反面、他のシャープネスよりノイズが目立ちます。
このノイズはK-5では独特のノイズ感がありましたが、K-5IIsでは非常に良くなっています。
エクストラシャープネスはJPEG撮りまたはカメラ内現像でのみ設定できます。
付属の現像ソフトでも設定出来ません。付属ソフトに読み込んだ画像はエクストラシャープネスが効いた画像が表示されているようですが、何かパラメーターを変更したり保存の操作で通常のシャープネスの画像になってしまいます。
(2012.11.17追加)
等倍トリミング
-4 | -2 | 0 | +2 | +4 | |
エクストラシャープネス | ![]() |
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ファインシャープネス | ![]() |
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シャープネス | ![]() |
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PENTAX K-5IIsで少しモアレの出たものをシャープネスの強さを変えて比べてみました。等倍トリミング。
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鮮やかのデフォルトからEXシャープに変更 エクストラシャープネス+1 |
エクストラシャープネス+4 | エクストラシャープネス-4 |
等倍画像
原寸、または等倍切り出し画像です。
ISO100から800までを選んでみました。
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PENTAX K-3 AFボーグ90FL |
PENTAX K-3 AFボーグ90FL |
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PENTAX K-3 BORG90FL+7214 |
PENTAX K-3 BORG90FL+7214 |
PENTAX K-3 AFボーグ71FL |
PENTAX K-3 AFボーグ71FL |
PENTAX K-3 AFボーグ71FL |
PENTAX K-3 AFボーグ71FL |
PENTAX K-3 AFボーグ71FL |
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PENTAX K-3 AFボーグ71FL |
PENTAX K-3 BORG89ED+7214 |
PENTAX K-3 BORG89ED+7214 |
PENTAX K-3 BORG 71FL |
PENTAX K-3 BORG 71FL |
PENTAX K-5IIs BORG89ED+7214 |
PENTAX K-5IIs BORG89ED |
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PENTAX K-5IIs BORG89ED |
PENTAX K-5IIs BORG89ED+7215GR |
PENTAX K-5IIs BORG89ED+7215GR |
PENTAX K-5IIs AFボーグ71FL |
PENTAX K-5IIs AFボーグ71FL |
PENTAX K-5IIs AFボーグ71FL |
PENTAX K-5IIs AFボーグ71FL |
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PENTAX K-5 AFボーグ71FL ISO400 |
PENTAX K-5 AFボーグ71FL ISO400 |
PENTAX K-5 AFボーグ71FL ISO400 |
PENTAX K-5 AFボーグ71FL ISO400 |
PENTAX K-5IIs BORG 125SD ISO400 |
PENTAX K-5IIs BORG 125SD ISO400 |
SONY α57 BORG125SD+1.4× ISO200 |
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SONY α57 BORG125SD+1.4× ISO200 |
PENTAX K-5 BORG 125SD ISO500 |
PENTAX K-01 BORG 125SD ISO400 |
PENTAX K-5 BORG 125SD ISO640 |
PENTAX K-5 BORG 125SD ISO640 |
PENTAX K-5 ミニボーグ50FL ISO320 |
PENTAX K-5 ミニボーグ50FL ISO320 |
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PENTAX K-5 ミニボーグ50FL ISO400 |
PENTAX K-5 ミニボーグ50FL ISO400 |
PENTAX K-5 デジボーグ77EDⅡ ISO400 |
PENTAX K-5 デジボーグ77EDⅡ ISO320 |
PENTAX K-5 デジボーグ77EDⅡ ISO320 |
PENTAX K-5 デジボーグ77EDⅡ ISO320 |
PENTAX K-5 デジボーグ77EDⅡ ISO320 |
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PENTAX K-r ミニボーグ71FL ISO400 |
PENTAX K-5 ミニボーグ71FL ISO400 |
PENTAX K-5 ミニボーグ71FL ISO400 |
PENTAX K-5 ミニボーグ71FL ISO200 |
PENTAX K-5 ミニボーグ71FL ISO400 |
PENTAX K-5 ミニボーグ71FL ISO400 |
PENTAX K-5 ミニボーグ71FL ISO500 |
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PENTAX K-7 ミニボーグ71FL ISO200 |
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PENTAX K-7 BORG 125SD ISO160 |
PENTAX K-7 BORG 125SD ISO160 |
PENTAX K-5 BORG 101ED ISO320 |
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PENTAX K-5 BORG 101ED ISO320 |
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PENTAX K-7 AFボーグ60ED ISO320 |
OLYMPUS E-3 デジボーグ60ED ISO160 |
OLYMPUS E-3 BORG 77EDⅡ ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 77EDⅡ ISO400 |
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OLYMPUS E-3 デジボーグ125SD ISO200 |
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OLYMPUS E-3 デジボーグ71FL ISO320 |
OLYMPUS E-3 デジボーグ71FL ISO320 |
PENTAX K-7 BORG 101ED ISO200 |
PENTAX K-7 BORG 101ED ISO200 |
PENTAX K-7 BORG 125SD ISO100 |
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PENTAX K-7 BORG 125SD ISO100 |
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OLYMPUS E-3 BORG 50FL ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 50FL ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 50FL ISO400 |
PENTAX K-7 BORG 71FL ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 125SD ISO200 |
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PENTAX K-7 AFボーグ71FL ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 77EDⅡ ISO125 |
OLYMPUS E-3 BORG 71FL ISO200 |
OLYMPUS E-3 BORG 77EDⅡ ISO200 |
OLYMPUS E-3 BORG 77EDⅡ ISO100 |
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OLYMPUS E-3 BORG 60ED ISO800 |
OLYMPUS E-3 BORG 71FL ISO500 |
OLYMPUS E-3 BORG 60ED ISO800 |
OLYMPUS E-3 BORG 60ED ISO800 |
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PENTAX K-7 AFボーグ60ED ISO200 |
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OLYMPUS E-3 BORG 125SD ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 125SD ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 125SD ISO400 |
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OLYMPUS E-3 BORG 45EDⅡ ISO250 |
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OLYMPUS E-3 BORG 45EDⅡ ISO200 |
OLYMPUS E-3 BORG 45EDⅡ ISO200 |
OLYMPUS E-3 BORG 45EDⅡ ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 45EDⅡ ISO250 |
OLYMPUS E-3 BORG 101ED ISO400 |
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OLYMPUS E-3 BORG 125SD ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 125SD ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 125SD ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 125SD ISO400 |
PENTAX K-7 BORG 125SD ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 101ED ISO400 |
OLYMPUS E-3 BORG 101ED ISO400 |
125SDで写したカワセミの目
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OLYMPUS E-420 | OLYMPUS E-420 | PENTAX K20D | PENTAX K20D |
PENTAX K20D ファインシャープネス |
PENTAX K20D ファインシャープネス |
これは天体望遠鏡 BORG 125SDで撮影した写真のカワセミのドアップ写真から
目の部分を等倍で切り出したものです。
目の周りのアイリングと言えば良いのでしょうか、モコモコした部分ですが、これも羽根で出来ているようです。
鳥に詳しい方はご存知なのでしょうが、私は初めて知りました。カワセミの目も直径5mm程度の大きさではないかと思うのですが、これはかなり小さい羽根ですね。
メジロの目の白いリングも羽根でできているのでしょうか。
ペンタックスK-7デビュー
PENTAX K-7の解像感
PENTAX K20Dに続きPENTAX K-7もすばらしい解像感だと思います。
PENTAX K-7 BORG 125SD 画像クリックで原寸写真(ファイルサイズは小さくしています。約2M)
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2009.11.24 追加
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2009.11.30 追加
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BORG125SD ケンコー1.5テレコン ISO200 SS1/30 シャープネス -2 |
BORG125SD ケンコー1.5テレコン ISO200 SS1/25 シャープネス 0 |
AFボーグの解像力
AFボーグの解像力を検証してみました。
AFボーグは1.7×テレコン、それもAFが使えるアダプターということで、解像力はあまり期待していないのですが、試してみたい点もあったのでテストしてみました。
テスト用被写体はフライフィッシングの毛鉤用材料の羽根です。
私も今まで新しいレンズなどを購入すると電柱などで試し撮りしてきましたが、結局は鳥の羽毛でないと何の参考にもならないと実感していました。
私の場合カワセミの羽毛の写り具合を見ればある程度良し悪しが分かるのですが、なかなか比較できる写真は撮らせてもらえません。しかしカワセミでなくても鳥の羽根であれば判断し易いと思い写してみました。
まず、AFアダプター使用の場合、一点の被写体に合焦する範囲は本体で一定の幅があります。
ボーグの場合、ピント合わせは直進式ですので、AFアダプターで合焦する範囲内で鏡筒が一番長い状態と一番短い状態の幅があります。
その幅のうちで最も綺麗に写る位置があるのではないかと感じていますが、比較できるような結果は得られていません。
だだ同じ位置から同じ被写体を写しても鏡筒本体のピント位置で写る大きさが変わります。これははっきり比較できます。
左は右の1.062倍の大きさです。
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AFアダプターで合焦する範囲内で本体が最も伸びた状態 | AFアダプターで合焦する範囲内で本体が最も縮んだ状態 |
今回あらためてAFアダプターを接続していても良く写ると実感しました。
ACクローズアップレンズNO3を使用した場合の解像力
これはAFボーグ101ED、ペンタックスK20Dで写したものです。カメラ設定は標準のナチュラル(彩度色相コントラスト 0、シャープ -1)、レタッチなし。 ファイルサイズは落としてます。
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距離約15m。 等倍原寸 |
距離約7m。 等倍原寸 |
上の写真をニートイメージでレタッチ
上の写真をノイズ除去ソフト・ニートイメージでノイズ処理とシャープ処理。
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野鳥撮影で解像の見極めは大切な点です。
ボーグを使って行く上でも大切です。
また、自分の撮影した写真も見極めができてこそ上達できます。
今はネツトでブログ等で発信された作例を見れる時代ですが、
人は自分の買ったレンズは褒める傾向があります。
結局はサクラみたいなもんです。
メーカーも同様です。
自社製品は何でもかんでも絶賛するメーカーもあります。
どう見ても写ってない写真を貼って絶賛しているようなページは信用できません。
( えっ!!! ボーグもってか・・・?(笑) )
当然のことですが、そんなページで薦める機材、薦める撮影方法、その他の記事も信用できません。
一事が万事です。
よく見かけるのが、コメントは褒めたたえているのですが、貼っている写真を見るとどうも写っていない。あれっ?と感じる方も多いでしょう。
特に鳥が大きく写った写真は、甘い画像の見分けがつかないようで、解像していると勘違いしている人が多いようです。
また、小さく縮小した画像でレンズの解像力の評価など出来るわけがありません。
ネットは書き放題ですので、見る側の責任です。
そこで、自画自賛コメントに騙されない「見極め力」が必要です。
というわけで、「解像力の見分け方」です。
解像力の見分け方
解像力の見分け方のページです。
高価な望遠レンズの選別に解像力の見極めは大切
野鳥撮影では、撮影に使用するするための高価な望遠レンズを購入するにあたり、そのレンズに解像力を求める方は多いです。
製品メーカーは自分のところの製品を悪く言うはずはありませんので、購入するユーザーが見分ける目を持つことが大切です。
私自身ボーグ購入時の判断にまともな作例が無く、縮小されたものばかりで困りました。
小さく縮小した作例しか無いためボーグを買って良いものやら悪いものやら判断がつきません。
最後は一か八か思い切って購入に踏み切ったというのが実情です。
そんな経験から私は等倍の野鳥写真を載せたホームページを始めました。
幸い現在ではネットの普及によりユーザーが撮った作例も多く見ることができます。
ただ、鳥の場合は等倍では見るに耐えない画像しか写せない場合も多く、小さく縮小された画像が掲載されていることが多いのも実情です。
また、ネットはガセも多いので注意が必要です。
当然サクラも咲いているでしょう。(笑)
少々写りの悪いレンズでもある程度までは写りますし、ある程度の写りまでは撮影も簡単です。
作例の良し悪しも色々ですのでレンズ本来の実力の写りでない写真で判断してはレンズがあまりにも可哀想です。
ですからその作例の見極めが出来てこそネットの情報も判断できるようになります。
ボーグを使って行く上でも見極めは非常に大切
解像の見極めはボーグを使って行く上でも大切です。
自分が写した写真の見極めが出来てこそ次への工夫もできますが、見極めができず、写ってない画像で納得してしまっては上達はありません。
上達にはこの点が最も大切かも知れません。
と言うよりこの見極めこそボーグを使って行く上で一番大事なことかと思います。
見極めが出来ないとボーグを使う意味もなくなります。
ボーグは色々なパーツ構成が可能です。野鳥に向いたパーツ、天体に向いたパーツがあります。
写ってない人の機材構成や改造、撮影を参考にしても当然のことですが同じような写ってない写真になる可能性は高いです。
また、ボーグのようなマウントを選べるレンズでカメラの選択をするのにもこの見極めは非常に大切です。
沢山撮影した画像の選別にも解像の見極めが大切です。
良く写った写真を削除して写ってない写真を残したなんてことにもなりかねません。
その辺りの見極めをこのページ、「解像力の見分け方」にアップしていきます。
「まずは等倍検証」
ディスプレイ表示でボケ味や写真全体の鑑賞は縮小表示しないと分かりませんが、逆に解像しているかどうかは等倍表示で写真を見ないと分かりません。
小さく縮小してはじめてキリッとする程度なら少々解像力の悪いレンズでも写ります。
小さく縮小した写真で解像力がどうのこうの言っても話になりません。せめて1/2以上の大きさに縮小されたものを参考にしましょう。
小さく縮小してシャープネス処理した画像などではレンズの解像力の参考にはなりません。
また、すでにボーグをお使いの人も撮影した写真が等倍レベルで解像できてこそ写ったと言えます。
等倍から逃げては上達はありません。
ボーグの場合は等倍で十分解像します。
等倍で写ってない場合は写し方かカメラの問題です。
「ネット上の作例の注意点」
レンズの解像力の判断にネット上での作例などを参考にする場合のの注意点です。
ネットには何の責任も持たない匿名で、まともな写真も貼らずに講釈だけたれているページもあります。
そんなページを参考に高価な機材の購入判断は止めておいた方が良いです。
また、どう見ても写ってない写真を貼って平気で絶賛しているページもあります。
そんなページは他の記事も信用できません。
コメントに紛らわされないで作例を見分けることが大事です。
解像力云々以前に写ってない写真ではどうにもなりません。
写せてない画像で撮影の反省は出来ますが、レンズの評価はできません。
よく遠くの電信棒などを写して解像力がどうこう言っているのも見かけますが、そんなものも全く参考になりません。
鳥を撮るためのレンズの解像力の判断は鳥を撮らないと分かりません。
鳥の羽毛ほど細かい被写体は無いです。
コメント等に惑わされないで画像を見極めることが大切です。
「小羽枝感」
一枚の羽の構造は真ん中の太い羽軸、その両側に羽枝が並び葉っぱのような形になり、そして羽枝にはさらに細かい小羽枝が並んでいます。
通常野鳥写真で羽毛と言うのは羽枝の部分です。
小羽枝は非常に細かい羽毛ですので完全に写すことは出来ませんが、鳥がある程度の大きさに写る距離であれば小羽枝が確認できる程度には写ります。
ただ小羽枝はなかなか写りません。小羽枝が透けて羽枝だけの細い一本の羽毛に見えたり、羽枝と小羽枝で太い一本に見えたりします。
しかし、カメラの画素数も大きく増えた今では距離によってはある程度の小羽枝感も出ないと解像しているとは言えないでしょう。
「大きく写った画像の羽毛は写ってあたり前、その写り方に注意」
鳥を近くから写せば当然ですが大きく写ります。
鳥が大きく写ると当然羽毛も大きく写ります。
羽毛が大きく写ると一本一本の見分けはつきます。
ただ、大きく写ると単に羽毛一本一本が写るというのではなく、より細部が写らないといけません。
その写り方が問題です。
上の「小羽枝感」のように鳥が近距離から大きく写った画像では小羽枝が写ります。
また、下で説明しますように簡単に写り易い部分と解像し難い部分があります。
ネットで大きく写っただけで細かい部分や解像し難い部分の皆目写ってない甘い画像を絶賛していることもよく見かけます。
やはり自身で見極めることが大切です。
よく 「近くはそこそこ解像するが、遠くは写らない」と言う方が居ます。
これは上記のように近くの羽毛は多少甘くてもある程度は写るので解像したと勘違いしているだけで実は十分写せていないのです。
近くで小羽枝の出てない写り程度の撮り方で遠くを撮れば、鳥全体がべたーっと写ってないと感じる画像になるからです。
仮定の話しですが、5メートルの距離で一本の羽毛の太さが3画素で表現されているとすれば、15メートル離れると一本の羽毛を1画素で表現することになります。 1画素分ブレたとしても5メートルなら羽毛はなんとか識別できるでしょうが、15メートルで1画素分ブレるとベターっと甘い絵になると思います。
(2015.01.23追加)
ボーグは天体望遠鏡ですので、カメラレンズとの写りの差は遠い被写体の方が感じると思います。私も101EDを購入して撮った30mほどの距離のシギがハッキリクッキリ写って驚きました。
お客さんも近くはカメラレンズと大きな差は感じないが遠くは差が出ると言われます。
これは近くも差が出ているのですが、近いとカメラレンズでもある程度写るのでそう思ってしまうだけなのだと思います。やはり見極めが大切です。
「写り易い羽毛と写り難い羽毛、写り易い部位と写り難い部位」
カワセミの写り易い部分と写り難い部分
カワセミの写り易い部分と写り難い部分です。
写り易い部分は写って当たり前で解像していると勘違いしやすいので、解像力の見極めはその他の部分で見ます。
上の画像の黄色で囲んだカワセミ風切り羽の部分と他の野鳥の同部分です。
それほど写り難い部分でも無いのですが、写り易い部分とは違い、潰れやすいです。
「価格コムのレンズ別クチコミ」
価格コムのレンズ別の掲示板にリンクを張る予定でこのコーナーを準備しましたが、鳥の作例は少ないのでそのままになっていました。
最近ペンタックスの450mmズームやニコンの500mmズームの作例が増えてきましたのでリンクを張りました。
450mm、500mmでテレコン無しでは小鳥には短めなので大型の鳥の作例が多いですが、小鳥もそこそこ掲載されています。
最近は価格コムの写真も大きな画像が貼れるようになりましたが、野鳥の場合は等倍の作例は殆ど無いので残念です。
特に小鳥はなかなかビシッとは撮れないので、トリミングして小さく縮小ということになってしまうのだと思いますが。
下部にボーグの鳥別の作例を掲載しました。
ペンタックス HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW のクチコミ掲示板はこちら。 画像のみの掲示板はこちら。
ニコン AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR のクチコミ掲示板はこちら。 画像のみの掲示板はこちら。
キャノン EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM のクチコミ掲示板はこちら。 画像のみの掲示板はこちら。
身近な鳥や人気のある撮影対象の野鳥です。
こちらはコントラスト、抜けの良さの作例です。
ネットで見かけるツバメの飛翔写真は色の出ていない作例が多いです。
ホームページの検索のキーワードを見ると良く「等倍とは」というようなキーワードで検索して訪問されてくる方がおられますのてこのページを作成しました。
デジタル写真で言う等倍とは写真をプリントではなくディスプレイで閲覧する場合に1画素を画面の1ピクセルで表示することです。
A3や四つ切りというような絶対的な大きさではなく、ディスプレイの大きさや解像度によって見える大きさは変わってきます。
PENTAX K-3の場合画像の大きさは6016×4000ピクセル(約2,400万画素)。
私が使っているディスプレイの解像度は1920×1080。
これで縮小表示せずに等倍で写真を見ると6016×4000ピクセルの写真のうち1920×1080ピクセルの部分だけ画面に表示されます。
隠れている部分を見るには画面をスクロールします。
等倍表示する理由は等倍鑑賞どうのこうのではなく、まず、レンズの解像力のチェックをするのに小さく縮小した画像では判断できません。
また、撮影した画像は等倍で比較選別します。
画像の細部の写りを比較選別するには等倍より拡大することもあります。
全体の構図やボケ味などを見るには当然縮小表示します。