BORG 90FL
動画「ヤマセミ糞射ブルブル」
動画「ヤマセミの居眠り」

BORG 90FLで撮影した最新の画像です。
BORG 90FLオリジナルセット
BU-1セット、望遠レンズセットの使い難さを克服!
ドロチューブの操作が不要!
マイクロフォーカスのみの操作で無限遠~約4.5mまでピントを合わせることができます。

写真はLMF-1
ボーグの欠点はドロチューブとヘリコイドの二つの操作が必要なことと、一般の望遠レンズと比べてヘリコイド操作での最短合焦距離が遠いことです。
ドロチューブとヘリコイドの二つの操作をするというのは野鳥撮影では非常に効率が悪いです。居眠りしている鳥なら大丈夫ですが。(笑)
天体撮影は近距離は関係ないでしょうが、野鳥撮影では大切です。
また、カメラレンズとの違いは対物レンズやカメラ等の重さでヘリコイドの回転が渋くなり、 インナーフォーカスのカメラレンズに比べてピントが合わせ難くなります。
ヘリコイド。ドロチューブによりたわみも生じます。
これを一気に解決するのが高機能DXマイクロフォーカス(旧LMF-1)マイクロフォーカス接眼部です。
ヘリコイドとは違い、高機能DXマイクロフォーカス(旧LMF-1)のようなクレイフォード式フォーカサーカメラ等で操作が重くならず、遊びも無く(遊びがあるとピントを合わせ難くなります)、たわみも無いと言って良い程です。 【5555】ヒップサポート装置HP-1のような補助も必要なく、そのために重心が高くなってブレ易くなることもありません。
高機能DXマイクロフォーカス(旧LMF-1)は伸縮量がヘリコイドM(19mm)の約四倍、BU-1(32mm)の約二倍の75mmもあるため、ドロチューブを操作せずに近距離までピント合わせが可能です。 そのため素早い対応が求められる野鳥撮影、特に焦点距離の長いレンズで大きな効果を発揮します。 また、粗動の動きが大きいためヘリコイドをぐるぐる回すのに比べ、対応がぐんと速く、野鳥への対応が素早くでき、撮影に大きなメリットがあります。 置きピンの場合のピントの固定もできます。
BORG 90FL スペック

BORG 90FL レンズスペック |
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口径 | 90mm |
焦点距離 | 500mm |
口径比F | 5.6 |
レンズ構成 | 2群2枚フローライトアポクロマート (Canonフローライトレンズ) |
コーティング | マルチコート |
商品説明、購入ページ | |
【オリジナル】BORG90FL(BK)オリジナルセット
【6291】BORG90FL(BK)望遠レンズセットA
【6190】BORG90FL(BK)+BU-1セット
【2589】BORG90FL対物レンズ(BK)
当店では植毛紙貼り付サービスいたします。ご注文時にご連絡ください。 ( ボーグの内面反射に関するメーカーの解説はこちら ) |
各セットの説明 | ||
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6291、 6290 |
BORG 90FL望遠レンズセット | BORG 90FLを望遠レンズとして使用するための標準的なセットです。 セットのヘリコイドMの伸縮が19mmしか無いのが野鳥には難点です。 オリジナルAセットなら差額も少しです。悪いことは言いませんのでそちらをおすすめします。 |
6291、 6290 |
BORG90FL+BU-1セット | 鏡筒とヘリコイド、ドロチューブが一体となったBU-1とのセットです。 BU-1のヘリコイドはピントリングを一回転回して32mm伸縮のため3/4回転で35mm伸縮する上記ヘリコイドLⅢよりピントの山が掴み難く操作も手間取ります。 また、BU-1のドロチューブは上記80φのものと比べ使い難いです。【7214】1.4倍テレコンバーターDGはセットされていません。 BU-1でAF使用の場合若干効きが悪くなります。 |
6291、 6290 |
BORG90FL(BK) マイクロフォーカスセット |
当店オリジナルのセットです。 また、伸縮量が75mm~80mmとBU-1のヘリコイド(32mm)やヘリコイドLⅢ(35mm)より大きいため、焦点距離の長いレンズでもドロチューブを使わずに比較的近距離までピントを合わすことができます。 |
BORG 90FLの店長の使用感
撮影スタイルは三脚使用です。
BORG90FLは600mmのBORG89EDと比べかなり扱い易いです。 意外とコンパクトです。 焦点距離は長くなるほど撮影は難しくなります。 逆に焦点距離が短いほど簡単になりますが、鳥に近づかないと証拠写真程度のものが多くなります。 BORG90FLの焦点距離は500mm(テレコン接続時700mm)ですので野鳥ではもう少し長い焦点距離が欲しいケースもありますが、あまり長いと撮影も難しくなりますので、焦点距離と取り扱いのバランスの取れた機種だと思います。 2015.3.20更新 2015.3月時点でのBORG 90FLを使用しての感想です。 私が使用しているのは80φ鏡筒+LMF-1です。 BORG 90FLはもちろん三脚使用です。 ボーグは全長を伸縮させてピントを合わせますが、焦点距離が長いほど大きい伸縮が必要になります。 天体は遠い被写体なので大きい伸縮は必要ないですが、動きの速い野鳥ではこの点が重要です。 この伸縮はヘリコイドやLMF-1、ドロチューブを使うのですが、LMF-1はBU-1のヘリコイド(32mm)やヘリコイドM(19mm)と比べ75mmもあるのでドロチューブを操作することなくピント合わせができます。 BORG 89EDですとLMF-1の伸縮75mmでも6メートルぐらいまでしかピントが合わずドロチューブの操作も必要になることがありますが、90FLではLMF-1のみで十分鳥に対応できます。 また、LMF-1は粗動の動きがノブの回転に対して大きいので鳥を導入する時や鳥の移動に対して速いピントの対応ができます。 ヘリコイドのようにぐるぐる時間がかかりません。 画像は直近の連続した二回の撮影で撮ったものです。このように鳥が近いところに来ることも結構あるものです。 近ければ近いほど少しの遠近で大きな伸縮が必要になりますので伸縮の緩いパーツでは対応し難いです。 BORG 90FLとLMF-1は快適な組み合わせです。 ちなみに私は初めてのボーグ、101EDを購入して程なくこちらのページに載せていますカサイのマイクロフォーカス接眼部(現LMF-1と同様のもの)を購入しました。 BORG 89ED等との解像力の比較に関しては私はこちらのように考えています。 ブログ2014年12月11日記事 BORG90FLに限りませんが、AFは使用する鏡筒により効きが違ってきます。 ヤマセミを撮影に行った時にBORG71FL、89ED、90FLを持って行ったのですが、BORG90FL+BU-1をセットして止まり木で試し撮りをしてみると71FLで迷わない止まり木が90FLでは迷ってしまいます。 同じF5.6でも実際のレンズの明るさが微妙に違うのかと思いましたが帰宅して確認してみるとBU-1では迷うところが80φ鏡筒では迷いません。 十分な明るさがある場合は感じないと思いますが、明るさが足りない条件ではBU-1では迷い易くなってしまいます。BORG 90FLのピクセル等倍野鳥写真
作例は基本的にLMF-1(現在の高機能DXマイクロフォーカス)を使用して撮影していますのでご注意ください。
AFボーグ90FL
(K-3撮影)
AFボーグ90FL、約1分半の成果
メジロがだんだん近づいて来ました。 かなりの枚数を撮ったと思いましたが時間にするとたった1分半弱でした。 近づくにつれ撮るのが難しくなります。 この間の撮影でこれだけ解像した写真を量産できるのはなかなかないと思います。
一分半ほどの間にどんどん動いてくるメジロを追ってファインダーに捉えてピントを合わすのですから速い対応ができないととても撮れません。 これは粗動の速いLMF-1と照準器とAFのおかげです。
一枚目の撮影時刻が10:19:57で最後の写真が10:21:18です。 1/2に縮小しています。
作例は基本的にLMF-1(現在の高機能DXマイクロフォーカス)を使用して撮影していますのでご注意ください。
BORG 90FLでの野鳥写真
作例は基本的にLMF-1(現在の高機能DXマイクロフォーカス)を使用して撮影していますのでご注意ください。
連休に撮ったヒガラです。(2015.5月)
ヒガラは動き回って殆ど停止することはありません。 如何に早くファインダーで捉え、如何に早くピントを合わすかです。
殆どボツの写真ですが、私は全部で150枚ほどシャッターを切っています。 うちの経理部長はAFボーグ67FLで同じように撮りましたが、写した枚数は1シーン、12枚だけです。 シャッターを切れるまでにも至りません。 それも残念ながら全滅でした。
(67は90の半分近くの大きさにしか写りませんので、撮影自体は何倍も簡単なはずなのですが。(笑))
初めてヒガラを撮る経理部長は「なんや、この鳥!」と動き回るヒガラに怒ってましたが、ヒガラは言うこと聞いてくれません。(笑)
先月、野鳥別写真集のヒガラのページを作っていて、まともに写った写真がないので、もっと写ったものを撮りたいと思っていましたが、連休に今までよりは少しましなものが撮れました。
LMF-1の威力です。
LMF-1粗動の動きが大きいので動き回る鳥でもピント合わせの対応が速く出来ます。
また、撮影では鳥をファインダーで捉えた時点では被写体が大きくボケている場合が多く、ピントが被写体より前にあるのか後ろにあるのかの判断も粗動の動きが大きいため早くできます。
私が1台目のボーグ、101EDを購入して解像力は良いもののドロチューブ+ヘリコイドMの使い難さに閉口して、101購入後早い時期に笠井トレーディングのマイクロフォーカス接眼部を導入しました。
その後ボーグブランドとして販売されたLMF-1ですが、粗動の動きの大きさとストロークの長さは焦点距離の長いレンズの鳥の撮影に最適です。
ノートリ、6016×4000ピクセル→3610×2400 ピクセル(60%)に縮小。
連休中、AFボーグ90FL+LMF-1 PENTAX K-3で2時間の間に撮影できたルリビタキの写真です。(2015.5月)
ルリビタキやジョウビタキはしばらく停止してくれるので非常に写し易い鳥です。 また、ジョウビタキのオスを除いて羽毛も写り易いです。
ただ、やはりしばらく停止するとはいうものの素早く対応しないとなかなか解像した写真は撮れません。 これほど沢山の解像した写真を短時間で撮れたのもLMF-1のおかげです。
ノートリ、6016×4000ピクセル→4211×2800 ピクセル(80%)に縮小。
BORG 90FLユーザー作品
「お客さんの作品ページ」からBORG 90FLの作品を集めました。
BORG 90FL 高解像ユーザー作品も充実してきました。
BORG90FL、デジボーグ機材説明、使用感、カワセミ、ヤマセミ、その他の野鳥作例写真のページです。